米ペイパル、通期営業利益率見通し引き下げ 時価外で株価下落

Reuters

発行済 2023年05月09日 09:54

[8日 ロイター] - 米決済大手ペイパルホールディングスは8日、2023年通期の調整後営業利益率見通しを引き下げた。これが1株利益見通しを上方修正したプラスの影響を打ち消し、株価は引け後の時間外取引で5%下落した。

調整後営業利益率は100ベーシスポイント(bp)改善するとの見通しを示し、従来の125bpよりも改善幅を縮小させた。

みずほのアナリスト、ダン・ドレブ氏は、ペイパルのオンライン決済サービスは利益率が高いが想定ほどうまくいっておらず、アップルにシェアを奪われている可能性を投資家は懸念していると分析した。

また、高金利の環境下で低所得層を中心に負債が積み上がり、高額商品の買い控えにつながっているとした。