米債務上限引き上げ基本合意、31日に議会で採決へ

Reuters

発行済 2023年05月28日 11:53

更新済 2023年05月28日 15:27

[ワシントン 27日 ロイター] - バイデン米大統領と野党共和党のマッカーシー下院議長は27日、連邦政府の債務上限を引き上げることで基本合意した。31日に議会で採決する見通し。

バイデン氏は声明を発表し、重要な一歩と評価した上で、関連法案を上下両院がすぐに可決することを強く求めると述べた。

合意案は債務上限を2年間引き上げる一方で、同期間の歳出を抑制するというもの。

関係筋によると、国防費以外の裁量的支出を1年間は2023年水準に抑え、25年には1%増やすことで合意した。

両者は27日夕方に90分間電話で協議した。

バイデン氏は声明で、「合意は妥協の産物であり、全員が自分の望むものを手に入れられるわけではない。それが統治する者としての責任だ」とした。

マッカーシー氏はツイッターに、バイデン氏との電話協議がさきほど終わったと投稿。基本合意に達したと書き込んだ。