スイス中銀、外貨売却を拡大 第2四半期は442億ドル相当

Reuters

発行済 2023年09月29日 19:28

[チューリヒ 29日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は29日、第2・四半期に403億スイスフラン(442億7000万ドル)相当の外貨を売却したと発表した。

2020年に四半期ベースの外国為替取引の公表を開始して以来最大規模となった。第1・四半期は322億フランだった。

スイス中銀はフラン相場を押し上げ輸入価格を引き下げることでインフレの抑制を狙っている。

しかしアナリストはスイス中銀が数カ月中に外貨の売却を縮小すると予想している。

チューリヒ州立銀行のストラテジスト、エリアス・ハフナー氏は、対ユーロとドルでスイスフランは高値圏にあるため、これ以上の外貨売却の必要性は低いと指摘した。