Reuters
発行済 2023年12月18日 19:04
Kentaro Sugiyama
[東京 18日 ロイター] - 経団連の十倉雅和会長は18日の定例会見で「金利は経済の体温と言われ、健康状態を測るものでもある」との見方を示し、日銀は金融政策を「できるだけ早く正常化すべき」と語った。
日銀は18─19日の日程で金融政策決定会合を開催している。植田和男総裁が7日の参議院財政金融委員会の答弁で「年末から来年にかけ一段とチャレンジングになる」と発言し、金融市場では早期のマイナス金利解除観測が浮上した。
十倉会長は、そろそろ日本で金融政策の修正が行われるというのは「そうなんだなと思う」と指摘。その上で「そう遠くない将来にそういうのがあるかなと思うが、それが年明けなのか(来年)4月なのかというのは分からない」と述べた。
日銀がデフレからの完全脱却に向けて「賃金と物価の好循環」の発生を見極めようとしていることは理解できるとし、経団連も賃上げを去年以上の熱意でやる姿勢を示していると説明した。
金融政策について「マーケットとの齟齬(そご)を来すような金利政策は、経済を殺す。金利は経済の体温とも言われ、本当に健康状態がどうなのかというのを測るものなので、できるだけ早く正常化するべきだと思う」と語った。
が書いた: Reuters
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