米ISM製造業景気指数、23年12月は47.4 14カ月連続で50割れ

Reuters

発行済 2024年01月04日 02:50

[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が3日発表した2023年12月の製造業景気指数は47.4となり、ロイターがまとめた市場予想の47.1を上回った。ただ、拡大・縮小の分岐点となる50を下回るのは1年2カ月連続となり、2000年8月─02年1月以来の長さとなった。

23年10月と11月はともに46.7だった。生産が緩やかに回復し、雇用が改善する中で12月は縮小幅がやや小さくなった。

先行指標となる新規受注指数は47.1と、11月の48.3から低下。

12月の生産指数は50.3と、11月の48.5から上昇した。12月の在庫指数が50を下回ったため、生産はさらに改善する可能性がある。

12月の価格指数は45.2となり、7カ月ぶりの高水準だった11月の49.9から低下。需要が低調だったのが価格を押し下げた。