独監督当局、24年の商業用不動産と銀行業績に厳しい見方

Reuters

発行済 2024年01月23日 17:44

更新済 2024年01月23日 18:46

[フランクフルト 23日 ロイター] - ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)のブランソン長官は23日、銀行の業績ついて、今年は昨年に比べて厳しいとの見通しを示した。商業用不動産が現時点で最大のリスクとしている。

ドイツの商業用不動産は、金利上昇や破産、取引の急激な鈍化を受け数十年で最も深刻な危機に見舞われている。監督庁は業界のリスクについて長らく警告してきたが、長官は一段と悲観的な見方を示した。

同長官はポッドキャスト「Finanz-Szene」で、「超低金利時代にやり過ぎが目立った。このため、必要な調整が訪れている」とし、「一番のリスク」だと発言。