米ロビンフッド、第4四半期は予想外の黒字 金利収入増や取引回復で

Reuters

発行済 2024年02月14日 09:48

Manya Saini

[13日 ロイター] - 米新興ネット証券のロビンフッド・マーケッツが13日発表した第4・四半期決算は、予想外の黒字となった。顧客のローン返済による金利収入増加や取引の回復が寄与した。株価は引け後の時間外取引で10%急伸した。

高金利環境が、ロビンフッドを含む金融業界全体に恩恵をもたらしている。

ジェーソン・ワーニック最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会見で、現在のマクロ経済状況を踏まえて収益を見ると、預金の20%超純増継続などにより2024年に力強い成長が見込まれると述べた。

第4・四半期の1株当たり純損益は0.03ドルの黒字。LSEGがまとめたアナリスト予想は0.01ドルの赤字だった。

純金利収入は2億3600万ドル。前年同期は1億6700万ドルだった。

トレーディング収入は前年比8%増の2億ドルで市場予想を上回った。主に暗号資産(仮想通貨)がけん引した。