米銀行監督当局、多額の含み損の銀行を追加検査=バーFRB副議長

Reuters

発行済 2024年02月17日 02:43

[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融規制担当)は16日、銀行監督当局が銀行の問題を指摘する割合が過去1年間に高まっており、多額の含み損を抱えている銀行に対する追加的な検査を実施していると明らかにした。

また、新型コロナウイルス禍後、商業用不動産部門に逆風が続いているのを受け、監督当局は銀行が商業用不動産のリスクをどのように管理しているかに「注視している」と述べた。

米シリコンバレー銀行が多額の含み損を主因に経営破綻してから1年近くが経過し、バー氏はFRBが銀行の潜在的な問題をより迅速に発見できるように力を入れていると訴えた。