米総合PMI、2月は51.4に低下 投入価格指数3年超ぶり低水準=S&Pグローバル

Reuters

発行済 2024年02月23日 01:34

[ワシントン 22日 ロイター] - 米S&Pグローバルが22日発表した2月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.4と、1月の52.0から低下した。製造業が17カ月ぶりの高水準になったものの、サービス業が低下した。一方、投入価格指数は3年超ぶりの低水準となり、物価上昇圧力が高まっているという懸念が和らぐ可能性がある。

総合の新規受注指数は51.3と1月の52.6から低下。投入価格指数は1月の56.9から55.0に低下し、2020年10月以来の低水準となった。

2月は販売価格に関する指数が上昇。雇用指数は横ばいだった。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「財・サービスの販売価格に関する指数は2月に小幅上昇したものの、米連邦準備理事会(FRB)が2%の物価目標を達成できる水準で引き続き推移している。また、投入価格指数が20年10月以来の低水準に一段と低下したことは、今後数カ月の価格圧力が引き続き低水準にとどまることを示唆している」と述べた。