米新規失業保険申請1.2万件減の20.1万件、予想外に減少

Reuters

発行済 2024年02月23日 01:37

[ワシントン 22日 ロイター] - 米労働省が22日発表した2月17日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は1万2000件減の20万1000件となった。エコノミストは21万8000件への増加を予想していた。予想外に減少したことで、雇用が引き続き堅調に伸びていることが示唆された。

FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「人員削減は最小限にとどまっており、労働市場の逼迫による賃金上昇圧力が、連邦準備理事会(FRB)当局者がインフレを再燃させることなく安全に利下げできる日を引き続き遠ざけるだろう」と述べた。

調整前の申請件数は2万6053件減の19万7932件。カリフォルニア州で8584件減少したほか、イリノイ州、ケンタッキー州、ミシガン州、ニューヨーク州、テキサス州での減少が目立った。