エネルギー取引、「データドリブン」型でボラ低下でも高利益維持=調査

Reuters

発行済 2024年04月08日 09:34

Natalie Grover

[ロンドン 5日 ロイター] - エネルギー取引市場は2022年のような極端なボラティリティーは収まったものの、ヘッジファンドなどデータを基に取引する「データドリブン」型プレーヤーが増えた結果、過去最大級の利益が保たれていることがマッキンゼーの分析で分かった。

過去数年間は新型コロナウイルスのパンデミック、エネルギー危機、西側諸国による対ロシア制裁など大きな出来事が相次いで相場が激しく動いたため、トラフィギュラやビトル、ガンバーなど資源商社が大きな利益を上げた。

しかし昨年はエネルギー価格のボラティリティーが徐々に低下し、ビトルは昨年、20%余りの減収となった。