昨年度は希望ある程度叶えられた、今後は状況変化に適切対応=植田日銀総裁

Reuters

発行済 2024年04月08日 09:46

更新済 2024年04月08日 10:28

Kentaro Sugiyama

[東京 8日 ロイター] - 植田和男日銀総裁は8日、衆院決算行政監視委員会で総裁就任から1年を経た所感を問われ、昨年度は経済状況に恵まれて希望をある程度は叶えられたとし、今後は新しい枠組みのもとで経済状況の変化に適切に対応していきたいと語った。中谷一馬委員(立憲)への答弁。

植田総裁は、就任当時の金融政策は非常に技術的に難しい体系になっていると感じており、経済状況が許せばできる限り簡素化して分かりやすいものにしていきたいという心構えだった、と説明。幸い昨年度の経済状況はまあまあ良いものだったので、そうした希望をある程度叶えることができたと語った。