豪就業者数、3月は予想外の減少 失業率3.8%に上昇

Reuters

発行済 2024年04月18日 11:25

更新済 2024年04月18日 12:10

Stella Qiu

[シドニー 18日 ロイター] - 豪連邦統計局が18日発表した3月の雇用統計は、就業者数が予想外に減少し、失業率が上昇した。堅調な労働市場が今後緩む見通しが依然として示された。

市場の反応は総じて抑制的だった。豪ドルはいったん下落したが、その後1豪ドル=0.6440米ドルに回復。3年債先物は96.1を維持した。

市場は金利がピークに達したとみているが、金融緩和はまだ先で、おそらく12月になると見込まれている。

就業者数は前月比6600人減少。2月は11万7600人増(改定値)だった。市場では1万人増が見込まれていた。

フルタイムの就業者数は2万7900人増加。失業率は前月の3.7%から3.8%に上昇した。市場予想は3.9%だった。