独IFO業況指数、4月は予想上回り3カ月連続改善 「景気安定」

Reuters

発行済 2024年04月24日 17:35

更新済 2024年04月24日 20:09

[ベルリン 24日 ロイター] - 独IFO経済研究所が24日発表した4月の業況指数は89.4で3月改定値の87.9から予想以上に改善した。

ロイターがまとめたアナリストの予想は88.8だった。

バーデン・ビュルテンベルク州立銀行(LBBW)のシニアエコノミスト、イェンスオリバー・ニクラシュ氏は「3カ月連続の上昇で、大幅な上昇は2カ月連続だ。トレンドの転換とみられる。厳しい局面で慎重さを保つ必要があるが少なくとも冬に景気が底入れしたという材料がいくつか出ている」と述べた。INGのセクター調査グローバルヘッド、イェロエン・バンデン・ブローク氏も3カ月連続の上昇は景気の転換点を示すことが多いと指摘した。

現況、先行きの見通しとも改善。現況指数は88.9、期待指数は89.9でともに予想の88.7を上回った。

IFOのクレメンス・フュースト所長は「景気は安定しており、特にサービス業が好調だ」と述べた。