この記事は2日に配信したものです。
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5989.76(+44.05)
前営業日終値 5945.71(+89.76)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7419.44(+43.20)
前営業日終値 7376.24(+82.10)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 4007.35(+25.14)
前営業日終値 3982.21(+57.98)
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<ロンドン株式市場> 続伸。米供給管理協会(ISM)が発表した6月の製造業景気
指数が4カ月ぶりに上昇に転じたことに加え、ギリシャのデフォルト(債務不履行)が当
面回避されたとの見方が広がるなか、銀行株が値上がりした。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は、週間ベースの上げ幅としては年初来最高の
5.1%となった。ただユーロ圏の債務危機はいまだ収束しておらず、この上昇の持続に
ついては懐疑的な見方が強い。
鉱山株<.FTNMX1770>は、中国の弱い経済指標を受け一時値下がりしたが、その後は米指
標の発表で値上がりに転じた。
ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
一方、値下がりしたのはランドゴールド・リソーシズ
・スタンレーが同社に対する投資判断を「アンダーウエート」で開始したことが嫌気され
た。
景気に敏感な銀行株<.FTNMX8350>に買いが入り、ロイズ
上昇した。
FT250種指数<.FTMC>の構成銘柄であるキネティク
した。
<欧州株式市場> 続伸。米供給管理協会(ISM)が発表した6月の製造業景気指数
が4カ月ぶりに上昇したことが好感され、1カ月ぶりの高値をつけた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は8.39ポイント(0.76%)高
の1119.36で、終値としては1カ月ぶりの最高値。週間ベースでも3.6%高と9
週間ぶりに上昇し、過去10カ月間で最大の上昇率となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は27.14ポイント(0.95%)高
の2875.67。
ギリシャ議会が緊縮財政法案を可決したことに加え、好調なマクロ経済指標が発表され
たことに支援され、STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は2.8%高となった。
トムソンロイター・ユーロ圏周辺国の銀行株指数<.TRXFLDPIPUBANK>は3.5%、ギリ
シャの銀行株指数<.FTATBNK>は5.3%、アテネ株式市場の主要株価指数<.ATG>は2.3
%それぞれ上昇した。
ウニクレディトの株式ストラテジスト、タンモ・グリートフェルト氏は「ギリシャ議会
の2度にわたる可決を受けて、市場にやや安堵感が広がった時に米ISM指数が発表され
た。一息ついた市場のムードに合致したいいタイミングだった」と指摘。そのうえで「依
然として市場は、米国のソフトパッチ(一時的な減速局面)が本当に終わったのかどうか
見極める必要がある」と話す。
投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は
8.5%低下し2カ月ぶり水準となった。投資家の間でリスク選好傾向が強まっているこ
とを示唆している。
クレディ・アグリコル
保険株<.SXIP>も1.3%高と好調。英保険大手のアヴィヴァ
た。
シティグループの欧州株ストラテジストは、向こう数カ月の間に世界経済の成長をめぐ
る不透明性が低下することや、ヘッジファンドが年末まで上半期の弱いパフォーマンスを
補おうとするとの見方から、第4・四半期に株価は上昇すると予想している。
[東京 2日 ロイター]