(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5137.72(+ 57.30)
前営業日終値 5080.42(‐120.55)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5587.45(+ 91.18)
前営業日終値 5496.27(‐138.75)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3714.02(+50.24)
前営業日終値 3663.78(‐80.17)
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<ロンドン株式市場> 反発。第3・四半期の米国内総生産(GDP)速報値が予想を
上回ったことを好感し、銀行・鉱山株中心に値上がりした。
この日発表された第3・四半期米GDP速報値は前期比年率で3.5%増と市場予想の
3.3%増を超えた。2008年第2・四半期以来5四半期ぶりにプラス成長を回復し、
米経済が景気後退から脱したことを示した。
銀行株の上げが目立った。ロイズ・バンキング・グループ
の資産保護スキームからの脱却を目指し、株主割当発行などを通じた資本増強を検討して
いることを明らかにし、資本増強計画をめぐり英政府や当局と「突っ込んだ協議」を行っ
ているほか、欧州委員会とも協議中であると説明した。これに先立ち、ロイターは、同社
が200億ポンド強の資本調達計画をまとめたと報じた。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
実上英政府の管理下にあるが、政府の資産保護スキームの活用規模縮小を検討していると
みられている。
バークレイズ
スタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行
ドル安にも支援され金属価格が急伸するなか鉱山株に買いが入った。米GDPが予想よ
り強かったことから商品需要をめぐる期待が高まった。
エクストラータ
ファガスタ
銅山のカザキミス
致したことを好感した。
前日下落した生保株がこの日は反発し、プルーデンシャル
・ジェネラル
スタンダード・ライフ
た。
石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル
となり、ボーザー最高経営責任者(CEO)が今後の見通しについて、非常に不透明で急
速な回復は予想していないと指摘した。
<欧州株式市場> 反発。第3・四半期の米国内総生産(GDP)速報値が5四半期ぶ
りにプラスに回復したことが支援した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は17.26ポイント(1.76%)
高の997.49。一時、3週間ぶりの安値となる974.50をつけた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は46.32ポイント(1.67%)高
の2824.78。
第3・四半期の米国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率で3.5%増と市場予想
の3.3%増を超え、2008年第2・四半期以来、5四半期ぶりにプラス成長に回復し
た。
クレディスイスの資産管理部門の副会長ボブ・パーカー氏は「米GDPの伸びは市場に
あった不透明要因を取り除いた。米景気後退が終息したことが示され、資金が市場に戻っ
てきた」とした上で「これが大幅な上昇の始まりとは考えていない。各国中銀が出口戦略
を実施し、市場から流動性を取り除いたときにどのような状況が発生するか懸念がある」
と述べた。
金融株の上昇が目立った。ベルギーのKBC
G
調達する方針を明らかにしたことを受け、KBCの株価は前日まで3営業日続落していた。
ING
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
ロイズ・バンキング・グループ
却を目指し、株主割当発行などを通じた資本増強を検討していることを明らかにした。
最近売られていたサンタンデール
昇した。
[東京 30日 ロイター]