[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツ連邦金融サービス監督庁(Bafin)のフーフェルト長官は景気が減速し低金利が続く中で銀行に経営を効率化するよう求めた。独経済誌ウィルトシャフツウォッヘが17日報じた。
「余分な脂肪だけ落とし肉と骨をそのまま残しておくのでは不十分だ」と述べ、多くの銀行はビジネスモデルが複雑過ぎで、どの事業や商品が利益が出るか検討すべきだと主張した。
その上で資金供給を危うくすることなく改善の大きな余地があると指摘した。
また外国の銀行との合併など銀行同士の大規模な提携に監督庁は反対しないと言明した。ただリスクが過小評価されていることが多いとも述べた。
ここ数年大規模な銀行の合併は行われておらず、ドイツ銀行 (DE:DBKGn)とコメルツ銀行 (DE:CBKG)の合併計画が今年浮上したが破談となった。