【中国を読む】EC活況も家計消費下押し圧力

Sankei Newspaper

発行済 2019年12月02日 14:00

 今年も11月11日の「独身の日」を迎え、電子商取引(EC)サイトによる大規模セールが開催された。当該セールはもともと業界最大手のアリババグループが2009年に開始したが、今では全てのECサイトが大々的にセールを実施する恒例行事となっている。アリババの同日の売上高は前年比25.5%増の2680億元(約4兆1800億円)となり、過去最高を更新するなど活況を呈した。その一方、足元の小売売上高の動きをみると、ECが活況を呈する背後で家計消費の動きが一段と変化しつつある様子も垣間見える。

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