米FRB当局者、経済は順調 金利据え置き容認

Reuters

発行済 2019年12月14日 07:26

米FRB当局者、経済は順調 金利据え置き容認

[13日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者は13日、米経済が順調に推移しており、来年も同様の状態が継続するとし、政策金利据え置きを容認する姿勢を示した。

クラリダ副議長はこの日、FOXビジネスネットワークとのインタビューで「米経済は良い状況にある」と指摘。米消費はかつてないほど良好とした上で、「労働市場は過去50年間で最も力強く、インフレ率は低水準で安定しており、成長率は堅調で、米経済に対する基調的な見通しは2020年もほぼ同様だ」と述べた。[nL4N28N3VX]

また米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も同日、ボロウ・オブ・マンハッタン・コミュニティカレッジで行った学生向けの講演で、米経済は好調に推移しているとの見方を示した。[nL4N28N3PS]

FRBは10─11日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.50─1.75%に据え置くことを全会一致で決定。予見可能な将来にわたって金利を据え置くことを示した。[nL4N28L3KX]