米FRBが年内最後の資金供給、応募額は供給予定額を大幅割れ

Reuters

発行済 2020年01月01日 07:19

米FRBが年内最後の資金供給、応募額は供給予定額を大幅割れ

[31日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)の金融調節を担うニューヨーク(NY)連銀が31日実施した2019年最後の翌日物レポ取引は、応募額が256億ドルと供給予定額の1500億ドルを下回った。

NY連銀は12日、資金需要の増大が予想される年末年始に向け短期金融市場への資金供給を拡大すると発表。31日からの翌日物レポ取引を通じた資金供給を1200億ドルから少なくとも1500億ドルに拡充した。

前日実施されたレポ取引でも翌日物308億ドル、15日物83億ドルなどを供給したが、それぞれ予定額を下回った。

ジェフリーズの金融市場エコノミスト、トム・シモンズ氏は「FRBは十分な注意を払ったが、幸運なことに現時点では非常に穏やかな年末になった」と述べた。