米、景気後退リスク回避の公算 貿易懸念やや緩和=セントルイス連銀総裁

Reuters

発行済 2020年01月10日 06:37

米、景気後退リスク回避の公算 貿易懸念やや緩和=セントルイス連銀総裁

[マディソン 9日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は9日、米経済は昨年台頭していた景気後退リスクを回避した公算が大きく、米中貿易摩擦を巡る最も深刻な懸念は「幾分緩和した」と語った。

ブラード総裁は、連邦準備理事会(FRB)が昨年緩和スタンスへ大きく舵を切ったことによって、米経済がソフトランディングする道筋を整えた「十分な可能性がある」と指摘した。FRBは2019年に3回の利下げを実施した。

さらに「貿易問題を巡る不透明性は継続するだろう」としながらも、「企業は不透明な状況においても採算が取れるよう、ビジネス戦略を調整している」と指摘した。