新型肺炎、中国での死者170人に 各国政府も対応に追われる

Reuters

発行済 2020年01月30日 13:00

新型肺炎、中国での死者170人に 各国政府も対応に追われる

[上海 30日 ロイター] - 中国湖北省武漢市を発生源とする新型コロナウイルスによる肺炎は感染がさらに拡大し、死者数も日ごとに増えている。中国国家衛生健康委員会は30日、29日時点で死者数が38人増え170人に、感染者数は1700人超増えて7711人になったと発表した。感染が疑われる人は1万2167人としている。

発生源の湖北省では、29日時点で死者が37人増えて162人に、感染者数は1032人増えて4586人になったなったという。

中国国外でも、これまでに日本をはじめ、少なくとも15カ国で感染者が確認されており、各国政府は、湖北省に在留する自国民の退避措置を急いでいる。

世界保健機関(WHO)は30日に緊急会合を開き、国際的な緊急事態と判断するかどうか再度協議する。前週は緊急事態宣言を見送っている。