東京都が外出自粛を要請 外務省も全世界対象に渡航自粛

Reuters

発行済 2020年03月25日 22:41

[東京 25日 ロイター] - 東京都の小池百合子知事は25日夜、都庁で会見を行い、今週末は不要不急の外出を自粛するよう都民に要請、現在は新型コロナウイルスの「感染爆発(オーバーシュート)の重大局面」だと述べた。

また外務省も、全世界を対象に危険度をレベル2に引き上げ、不要不急の渡航自粛を要請した。

都知事は会見で「平日はできるだけ仕事は自宅で行い、夜間の外出は控えてほしい。週末は急ぎでない外出は控えていただくようお願いする」と述べた。

また、現在の状況について都知事は「感染爆発の懸念がさらに高まっている、まさに重大な局面」だと述べた。

都知事によると、東京都ではこの日、新型コロナの感染者が新たに41人確認された。このうち、11人は台東区の永寿総合病院の関係者で、その他が30人だった。このうち5人は渡航歴のある人だった。また、感染経路が不明な人は10人以上だった。

永寿総合病院では、前日に患者1人と看護婦3人の感染が確認されていた。

1日で41人の感染が確認されたのは過去最多で、23日の16人、24日の17人からさらに拡大した。