米自動車需要は回復想定、旅行・飲食業界は低迷続く=広告会社

Reuters

発行済 2020年05月08日 01:11

[7日 ロイター] - 米広告・マーケティングサービス会社インターパブリック・グループ (N:IPG)傘下のユニバーサル・マッキャンは7日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)によって急速に落ち込んだ米国内の自動車需要が今月回復し始める可能性があるとの見通しを示した。一方、深刻な打撃を受けた旅行業界や飲食業界は困難な時期が続く可能性が高いとした。

発表によると、自動車需要は月末までにパンデミック前の80%の水準に回復するという。

ユニバーサル・マッキャンのグローバル最高製品責任者(CPO)、ヒュー・グリフィス氏は「需要の落ち込みが想定ほど大きくなく、回復時期が早いことは驚きだ」と指摘。公共交通機関を避け、自家用車で移動する傾向が強まっていることが一因になっている可能性があると述べた。