中東で制限緩和の動き 特定産業への依存、経済打撃長期化も

Sankei Newspaper

発行済 2020年05月30日 04:54

中東で制限緩和の動き 特定産業への依存、経済打撃長期化も

 【カイロ=佐藤貴生】中東各国は今月末から6月にかけ、新型コロナウイルス感染への封じ込め策を一部で緩和する。感染拡大に歯止めはかかっていないが、観光客の激減や原油価格の急落を背景に経済状況の悪化が続き、苦渋の選択を迫られた形だ。観光や石油など特定の業種に依存する脆弱(ぜいじゃく)な産業構造で、中東の経済混乱は長期化しそうだ。

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