40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

NY市場サマリー(4日)ユーロ/ドル上昇、S&P5日ぶり反落

発行済 2020-06-05 06:33
更新済 2020-06-05 06:36

[4日 ロイター] -

<為替> 欧州中央銀行(ECB)が新型コロナウイルス対策の緊急債券購入策の拡充を決めたことを受け、ユーロが対ドルで約3カ月ぶりの高値を更新した。

ECBはこの日の理事会で政策金利を据え置く一方、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ規模を6000億ユーロ増額したほか、買い入れ期間を当初計画より6カ月伸ばし2021年6月末までとした。

ユーロは対ドル (EUR=)で1.04%高の1.1349ドル。一時は1.1361ドルまで上昇し、3月11日以来の高値を更新した。ユーロの対ドルでの上昇は8営業日連続となる。

主要6通貨に対するドル指数 (=USD)は0.67%低下の97.675。

ドルは対円

豪ドル

英ポンド

香港ドルは対米ドルで7.75香港ドルに上昇し、5月21日以来初めて許容変動幅の上限に達した。

<債券> 長期債利回りが上昇。ECBが新型コロナウイルス対策である緊急債券購入策の拡充を決めたほか、米国の新規失業保険申請件数が予想ほど増加しなかったことで、市場心理が好転した。

終盤の取引で10年債 (US10YT=RR)利回りは5.7ベーシスポイント(bp)上昇の0.8184%。一時は0.822%と、3月27日以来の高水準を付けた。

2年債 (US2YT=RR)利回りは1bp弱低下の0.196%。2年債と10年債の利回り格差 (US2US10=RR)は62bpと、前日から約7bp拡大した。

この日は米株と米国債利回りが上昇し、米株はその後失速したが、米国債利回りは上昇を維持。専門家は、米国債利回りが上昇を維持したことで、資金が国債から他にシフト始めていることが示されたと指摘。

ただ市場では、国債利回りが新型ウイルス感染拡大前の水準に戻るには、一段のプラス材料が必要になるとの見方が出ている。

<株式> S&P総合500種指数 (SPX)が5日ぶりに反落。ナスダック総合指数 (IXIC)も値下がりした。雇用統計の発表を5日に控え、利食い売りが出た。ダウ平均株価 (DJI)は11ドル高で引けた。

5月米雇用統計では失業率が19.7%に悪化すると予想されている。

S&P500の主要11セクターは、金融 (SPSY)、工業 (SPLRCI)、素材 (SPLRCM)以外がマイナス圏で引けた。

個別銘柄ではアメリカン航空グループ (O:AAL)が41.2%急騰。新型コロナウイルス流行の影響にさらされていた国内運航便を7月に大幅に拡大すると発表した。

電子商取引大手イーベイ (O:EBAY)も6.3%高。新型コロナの影響で多くの人が自宅にとどまり、サービスの利用者が増える中、第2・四半期の売上高と利益見通しを引き上げた。

ネット証券最大手チャールズ・シュワブ (N:SCHW)は5.5%、同業TDアメリトレード・ホールディング (O:AMTD)は9%それぞれ上昇。規制当局がチャールズ・シュワブによるTDアメリトレード買収案を承認した。

一方、食品JMスマッカー (N:SJM)は4.8%安。通期売上高が最大2%減少するとの見通しが嫌気された。

<金先物> 上値の重い米株式相場を眺め、反発。中心限月8月物の清算値は前日比22.60ドル(1.33%)高の1オンス=1727.40ドル。

<米原油先物>  市場が主要産油国による協議日程の行方を見守る中、終盤に買いが入り、小幅続伸。 米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値は前日比0.12ドル(0.3%)高の1バレル=37.41ドルとなった。8月物は0.13ドル高の37.72ドルだった。

石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国でつくる「OPECプラス」が、この日開催するとみられていた会合を見送り、先物相場はオーバーナイトから下落。会合では、 6月末が期限となる日量970万バレルの減産の延長が協議される見通しだが、減産合意 を無視する一部の産油国への対応を巡り、調整が難航していると報じられた。

相場は会合見送りや協議難航を嫌気し、マイナス圏で小動きで推移。米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した週報で、ガソリンとディスティレートの在庫が予想を上回る増加幅となったことも、相場を下押したが、終盤には買いが入った。

ドル/円 NY終値 109.13/109.14

始値 108.91

高値 109.19

安値 108.63

ユーロ/ドル NY終値 1.1336/1.1340

始値 1.1204 (EUR=)

高値 1.1361

安値 1.1196

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 90*29.00 1.6353% (US30YT=RR)

前営業日終値 92*26.00 1.5510%

10年債(指標銘柄) 17時05分 98*03.00 0.8251% (US10YT=RR)

前営業日終値 98*22.50 0.7610%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*07.00 0.4084% (US5YT=RR)

前営業日終値 99*12.00 0.3770%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.38 0.1979% (US2YT=RR)

前営業日終値 99*27.25 0.2000%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26281.82 +11.93 +0.05 (DJI)

前営業日終値 26269.89

ナスダック総合 9615.81 -67.10 -0.69 (IXIC)

前営業日終値 9682.91

S&P総合500種 3112.35 -10.52 -0.34 (SPX)

前営業日終値 3122.87

COMEX金 8月限 1727.4 +22.6 <0#GC:>

前営業日終値 1704.8

COMEX銀 7月限 1806.1 +10.3 <0#SI:>

前営業日終値 1795.8

北海ブレント 8月限 39.99 +0.20 (LCOc1)<0#LCO:>

前営業日終値 39.79

米WTI先物 7月限 37.41 +0.12 (CLc1)<0#CL:>

前営業日終値 37.29

CRB商品指数 135.7464 +0.7370 (TRCCRB)

前営業日終値 135.0094 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200604T213309+0000

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます