新START延長めぐり米露協議、中国は不参加 難航必至

Sankei Newspaper

発行済 2020年06月23日 04:29

新START延長めぐり米露協議、中国は不参加 難航必至

 【モスクワ=小野田雄一】来年2月に期限が切れる新戦略兵器削減条約(新START)の延長問題で、ロシアのラブロフ外相と米国のビリングスリー大統領特使(軍備管理担当)は22日、オーストリアの首都ウィーンで協議する。条約の無条件延長を求めるロシアに対し、米国は中国を加えた3カ国の新たな核軍縮枠組みの構築を提唱し、中国を協議に招待したが、中国は応じなかった。米国は中国が参加しない形での条約延長には否定的で、協議は難航が予想される。

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