[ワシントン 2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が5月にムニューシン財務長官や有力議員らと定期的な対話をしていたことが、2日公表されたFRBのスケジュール記録か分かった。
5月は米国で新型コロナウイルス流行を巡る状況が好転し始めた時期。
パウエル議長とムニューシン長官が行った電話会談は16回。前月の21回から減ったものの、通常の頻度を大幅に上回っている。FRBは財務省と連携し、多くのコロナ支援策を打ち出した。
有力議員との電話会議は20回と、前月の6回から増加した。
また、新型コロナ流行の影響でトルコ・リラが下落する中、トルコ中銀総裁と電話会議を行ったほか、米資産運用大手ブラックロック (N:BLK)のラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)とも対話した。フィンクCEOとの会談は3カ月連続。FRBは緊急融資ファシリティーの一部について、ブラックロックをアドバイザーに起用している。