米経済、20年は6.6%縮小へ リスク多く回復の道のり長い=IMF

Reuters

発行済 2020年07月18日 04:12

[ワシントン 17日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は、対米4条協議終了後にまとめたスタッフリポートで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、2020年の米経済は6.6%縮小するとの見通しを示した。感染第2波や貧困の拡大で一段と悪化する可能性があるという。

その他のリスクとして、政府・企業債務の大幅な増加や低インフレまたはデフレが長期にわたって続く可能性などを指摘。「新型コロナ危機の経済的伝播を巡る不確実性は非常に大きい。経済を立て直し、活動をパンデミック前の水準に戻すためには長期間を要する可能性が高い」とした。

また、米政策当局者は家計や企業を守るために迅速かつ積極的に行動したが、需要を押し上げ、最も脆弱な人々を支援するためには一段の措置が必要とした。