最上川の氾濫でも「100年に1度」予測 9時間前の予想も予報に生かされず

Sankei Newspaper

発行済 2020年07月30日 07:11

最上川の氾濫でも「100年に1度」予測 9時間前の予想も予報に生かされず

 山形県の最上川で28日夜から29日朝にかけて発生した氾濫で、発生確認の9時間前に気象庁が「100年に1度」の水位上昇を予測したが、指定河川洪水予報に活用されなかったことが29日、分かった。4日に氾濫した熊本県の球磨川でも5時間前には「100年に1度」レベルの値を予測。2つの川では実測値に基づく指定河川洪水予報を国土交通省中心に出しており、気象庁の流量予測は活用されていない。

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