幻の記録更新、実感なき景気回復…消費税増税2度の延期で後退期に実施

Sankei Newspaper

発行済 2020年07月31日 05:39

幻の記録更新、実感なき景気回復…消費税増税2度の延期で後退期に実施

 平成24年12月から始まった景気拡大が30年10月に終わり、政府が当初「戦後最長」の可能性を指摘していた記録更新は幻となった。景気拡大中は第2次安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」で、株価や企業業績が回復したが、所得や個人消費は過去の景気拡大期ほどは伸びず、実感が乏しかった。2度にわたる延期の末、結果として景気後退期だった昨年10月に消費税増税を実施した政府の判断も問われそうだ。

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