米中ワクチン獲得競争過熱 「公共財」望む声軽視

Sankei Newspaper

発行済 2020年08月03日 14:00

米中ワクチン獲得競争過熱 「公共財」望む声軽視

 新型コロナウイルス感染症のワクチン確保に向け、獲得競争が過熱している。効果や流通量が不透明なため、各国が自国優先に走る現状は「ワクチン・ナショナリズム」とも称される。再選を狙う米国第一主義のトランプ政権や、途上国相手に“ワクチン外交”を展開したい中国は独善ぶりを加速。「世界の公共財」としての利用を望む声は軽視されている。

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