フィリピン第2四半期GDP、統計開始以来最大の落ち込み 29年ぶり景気後退

Reuters

発行済 2020年08月06日 11:35

更新済 2020年08月06日 13:09

[マニラ 6日 ロイター] - フィリピン統計局が6日発表した第2・四半期国内総生産(GDP)は前年同期比16.5%減と、1981年の四半期GDP統計開始以来、最大の落ち込みとなり、29年ぶりのリセッション(景気後退)に入った。新型コロナウイルス対策の厳格な封鎖措置が響いた。

ロイターがまとめたアナリスト予想の9%減よりも大幅な落ち込みだった。第1・四半期の0.7%減(改定値)からも大きく悪化した。

前期比では季節調整済みで15.2%減だった。

フィリピン政府は新型コロナ感染再拡大を受け、今月4日から2週間、首都マニラおよび近郊で都市封鎖(ロックダウン)を再び強化。経済にさらに打撃を与える可能性がある。