菅官房長官、消費増税は安倍首相発言と同じく10年以上先の話

Reuters

発行済 2020年09月11日 12:28

更新済 2020年09月11日 12:45

[東京 11日 ロイター] - 菅義偉官房長官は11日の閣議後会見で、前日のテレビ番組で少子高齢化社会の下で消費税税率の引き上げが必要と言及したことについて、あくまで将来的な話であり、10年以上先のことだと説明した。

菅長官は10日夜、テレビ東京の番組で、現在10%の消費税を将来的に上げざるを得ないと明言した。

きょうの会見で長官は、これまで「経済再生なくして財政健全化なし」との考え方でアベノミクスを推進してきた中で、安倍晋三首相が消費税率引き上げは10年程度は必要ないと述べていたことを引用。「自分も同じ考えだ」とし、「きのうの発言は、その先を念頭にしている」と述べた。 また、今後もコロナ対策と経済再生に全力で取り組みたいと語った。

GoToトラベルに東京都の取り扱いについては、「本日の分科会の議論を踏まえて判断する」と指摘。今後も、専門家の判断を聞いた上で適切に対処するとした。