農産品の枠堅守、デジタル分野では中国牽制 日英貿易交渉

Sankei Newspaper

発行済 2020年09月12日 05:02

農産品の枠堅守、デジタル分野では中国牽制 日英貿易交渉

 日英貿易協定交渉は11日に大筋合意したが、ブルーチーズなど英国産農産物の関税の扱いは最終盤までもつれた。1月末の欧州連合(EU)離脱後、最初の通商外交上の成果を狙う英国側は優遇措置にこだわったが、日本側には農産物分野では昨年2月に発効した日本とEUの経済連携協定(EPA)で合意した範囲内でおさめるという「一線」があり、英国に対して新たな低関税の輸入枠は設定しない方針を堅持した。

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