米、デジタル通貨の開発急ぐより正しい対応が重要=FRB議長

Reuters

発行済 2020年10月19日 22:50

更新済 2020年10月19日 23:28

[19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は19日、国際的に利用されるデジタル通貨の開発について、米国にとっては「最初に開発する国」になるより、正しく対応することの方が重要になるとの考えを示した。

パウエル議長は国際通貨基金(IMF)が主催したデジタル決済に関する会議で 「一番乗りになるよりは、正しく対応することの方が重要だと考えている。正しく対応するとは、中銀デジタル通貨(CBDC)の潜在的な恩恵だけでなく、潜在的なリスクも検証し、重大な代償の可能性を認識することだ」と述べた。