景気回復に長い道のり、労働市場持ち直しに遅れも=FRB副議長

Reuters

発行済 2020年10月20日 03:28

[19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は19日、米経済は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた打撃から力強く回復しているが、コロナ危機以前の水準に戻るまでには今後1年はかかる可能性があり、労働市場については回復にさらに時間がかかるという見方を示した。

米国銀行協会主催のオンライン討論で「経済活動が崩壊した春以降の回復は堅調だが、コロナ不況からの完全な経済回復には長い道のりがあることを忘れてはならない」と指摘。見通しは「異常に不確実」とも述べた。