温暖化ガス2050年ゼロ目標、所信表明での内容は調整中=官房長官

Reuters

発行済 2020年10月22日 13:16

[東京 22日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は22日午前の会見で、菅義偉首相が26日の所信表明演説で温暖化ガスの排出量を2050年に実質ゼロとする目標を示すとの報道に関して、所信表明の内容は現在調整中だとした。

菅首相は昨日、訪問先のインドネシア・ジャカルタでの記者会見で、グリーン社会の実現などポストコロナの考え方を所信表明の演説でしっかり行いたいと発言した。加藤官房長官は「温暖化ガスの2050年実質ゼロに関する報道は承知しているが、所信表明演説の具体的内容については調整中だ」とした。

日本の温暖化ガス削減の取り組みが遅れているとの指摘もあることについては「(日本も)2050年にできるだけ近い時期に脱炭素社会を実現できる努力をしていることははっきりしている。今後とも世界の中で積極的な役割を果たしていきたい」と説明。