中国、21─25年は5%前後の成長率目標設定を=政府系シンクタンク

Reuters

発行済 2020年11月17日 14:32

更新済 2020年11月17日 17:27

[17日 ロイター] - 中国政府系シンクタンク中国社会科学院の工業経済研究所の李雪松・副所長は17日、政府の第14次5カ年計画の対象期間である2021─25年について、年平均経済成長率の目標を5%前後に設定すべきだとの見方を示した。

同期間の潜在成長率は5━6%とみられるが、当局は新型コロナウイルスによって大きくなっている景気の変動幅を考慮に入れる必要があると述べた。北京での記者会見で発言した。

「中国が年平均成長率目標を5%前後にすることを私たちは提言する。これは適切だ」と述べた。

今年の成長率は2─3%となり、21年は「比較的高い水準」に回復する可能性があるが、22年に再び減速するかもしれないと語った。

<マクロレバレッジ比率は推計270%に>