英中銀総裁、11月政策決定巡り英紙サンへのリーク疑う

Reuters

発行済 2020年11月24日 10:02

[ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のベイリー総裁は23日、前回11月5日の金融政策委員会での決定内容を巡り、英紙サンへのリーク(漏洩)を疑っていることを明らかにした。

英中銀は5日、量的緩和措置の資産購入プログラムを1500億ポンド(2000億ドル)拡大することを決定。拡大の規模は市場予想を上回った。

サンは政策発表の数時間前に中銀がこの措置を取ると報道。スナク財務相の政府支出計画の一部についても報じた。

ベイリー総裁は、議会財政委員会での定例公聴会で、「リークと推測せざるを得ないことであり、真相を究明しなければならない」と述べ、調査を行っていることを明らかにした。

同総裁はこれまで、サンの報道について、リークと考えているのか、単なる観測ととらえているのか明確にしていなかった。