米、成長加速でも雇用の完全回復困難=フィラデルフィア連銀総裁

Reuters

発行済 2020年12月03日 00:51

更新済 2020年12月03日 03:00

[2日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は2日、新型コロナウイルスの感染拡大や財政支援の細りで、米経済の成長が頭打ちになっているほか、成長が再び加速しても雇用の完全な回復は期待できないという考えを示した。

年内から来年第1・四半期にかけ、成長は緩やかにとどまり、コロナ前の水準を引き続き下回ると予想。「経済は頭打ちの兆しが見られ、新型コロナの流行継続や財政支援の消滅が原因と考えられる」と述べた。