米中貿易協定1年 バイデン次期政権にらみ秋波 対立長期化に備え貿易圏拡大や経済自立も同時並行

Sankei Newspaper

発行済 2020年12月13日 06:16

米中貿易協定1年 バイデン次期政権にらみ秋波 対立長期化に備え貿易圏拡大や経済自立も同時並行

 【大連=三塚聖平】中国は、米次期大統領に就任する見通しとなったバイデン前副大統領への政権移行をにらみ、トランプ政権下で「国交樹立以来最も厳しい局面」(王毅(おうき)国務委員兼外相)となった米中関係の改善へ向け秋波を送る。一方で、長期的に米国との対立が続く事態にも備え、自らの影響が及ぶ貿易圏作りや、半導体国産化など中国経済の自立を目指す動きも並行して進めている。

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