ドイツGDP、来年の伸び率見通しを4.2%に下方修正=IFO

Reuters

発行済 2020年12月16日 20:04

[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所は16日、新型コロナウイルス感染拡大第2波に伴うロックダウン(都市封鎖)強化を受け、来年の国内総生産(GDP)伸び率見通しを従来の5.1%から4.2%に下方修正した。

一方、2022年については、1.7%から2.5%に上方修正した。

ドイツでは11月2日に導入されたロックダウン措置が今月16日に強化され、大半の店舗が閉鎖された。

IFOのチーフエコノミスト、ティモ・ボルマーショイザー氏は「国内外の店舗閉鎖により回復は遅れている」と説明。そのため、モノとサービスの生産は2021年末まで危機前の水準に戻らない見通し。

ロックダウンの結果、IFOはドイツ経済が今年第4・四半期にマイナス成長になると予想。今年全体ではカレンダー効果調整前ベースで5.1%縮小するとみている。