ECB、ユーロ高に懸念 利回り上昇はなお楽観視=議事要旨

Reuters

発行済 2021年02月18日 23:55

[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が18日公表した1月理事会の議事要旨で、政策当局者らはユーロ上昇に改めて懸念を示す一方、このところの国債利回り上昇については楽観視していたことが分かった。

ECBは先月21日の定例理事会で、新型コロナウイルスの新たな感染拡大が域内経済へのリスクになるとして大規模な量的緩和の維持を決定した。また、経済の下支えに向け低金利の継続を再確認した。

ユーロは1月理事会までの数週間に大きく変動していなかったが、理事会メンバーらはユーロ高が輸入品の価格下落と輸出競争力の低下を招く恐れがあることから、為替レートへの懸念を表明。