米テキサス寒波、損害保険金が数十億ドルに及ぶ可能性

Reuters

発行済 2021年02月19日 10:19

[18日 ロイター] - 米南部テキサス州を襲った大寒波による被害で、損害保険各社が多額の保険金の支払いに迫られるとの観測が出ている。

ムーディーズのアナリスト、ジャスパー・クーパー氏は、保険会社の損失が数十億ドルに及ぶ可能性があるとの見方を示す。

ハリケーンなど多くの自然災害に見舞われるテキサス州は、損害保険の市場規模で全米2位。ただ、局地的な影響にとどまるハリケーンと異なり、今回の大寒波では、15日から続く大規模停電など州内全域に被害が及んでいる。

州内損害保険会社の業界団体「インシュランス・カウンシル・オブ・テキサス」の広報担当者によると、数十万件単位の保険金請求が見込まれる。