中国の4月製造業PMIは51.9に上昇、コスト圧力増加=財新

Reuters

発行済 2021年04月30日 11:36

更新済 2021年04月30日 12:27

[北京 30日 ロイター] - 財新/マークイットが30日発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.9と、11カ月ぶりの低水準だった前月の50.6から上昇した。

力強い需要を背景にアナリスト予想の50.8を上回り、4カ月ぶりの高水準となった。ただ、原材料・投入コストの上昇を巡る懸念が先行きに暗雲となっている。

PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。

同日発表された中国国家統計局の4月製造業PMIは51.1と前月の51.9から低下した。供給や輸送のボトルネックが生産を圧迫したほか、外需の伸びが鈍化した。

生産と新規受注のサブ指数は今年に入ってから最も高い水準となった。外需も改善。各製造業者は従業員数も5カ月ぶりに増やした。

一方で、投入コスト指数は2017年以来の高水準を記録した。産出価格が上昇し続ける中、一部のコスト圧力は消費者に転嫁された。