ワクチン接種1日100万回目標、7月末終了から逆算=官房長官

Reuters

発行済 2021年05月10日 13:43

[東京 10日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は10日午前の会見で、菅義偉首相が表明した新型コロナワクチンの「1日100万回接種」との目標について、7月末までに高齢者接種を終えるために必要な回数を逆算したものと説明した。

記者団から100万回の根拠について質問され、加藤官房長官は「1日100万回の接種を行っていくことが、7月末までに接種を行っていくためにも必要」と述べた。

首相が表明した目標がずれ込めば政府の信用にかかわりかねず、自治体の実務能力を積み上げるべきではないか、との質問に、加藤氏は「自治体との連携は難しい。自治体も(ワクチン接種への)取り組みに差がある。差というか、取り組みの進捗度合いに違いがある」と回答した。

<熊本・福島などのまん延防止「機動的に対応」>

新型コロナウイルスの感染拡大で、熊本・福島・岡山・長崎・宮崎県などでも、まん延防止等重点措置の適用について要請に向けた動きがあることは承知していると述べ、政府として自治体と連携して機動的に対応するとの方針を示した。