デジタル化と脱炭素に取り組んだ中西経団連、実行は次期会長に

Sankei Newspaper

発行済 2021年05月11日 04:45

デジタル化と脱炭素に取り組んだ中西経団連、実行は次期会長に

 「財界総理」とも呼ばれる経団連の会長職を、任期途中で辞任する中西宏明氏は、政権との良好な関係を維持すると同時に、出遅れた日本のデジタル化や、気候変動問題への対応を重点課題に設定し、政策提言集団としての経団連の再活性化に尽くしてきた。今後は提言の実現に向けた具体的な施策を打ち出す考えだったが、病には勝てなかった。新型コロナウイルス禍で感染対策と経済の両立という極めて難しいかじ取りが求められる最中の突然の会長交代は、経済界にとって大きな痛手だ。

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