緊急宣言やまん延防止、私権制限とのバランス考慮=加藤官房長官

Reuters

発行済 2021年05月11日 12:01

[東京 11日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は11日の閣議後会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言やまん延防止等重点措置について、必要に応じて機動的に適用していくものの、私権制限とのバランスを考慮すると述べた。

政府の対応に不満を募らせる全国知事会とは十分に連携していく方針を示した。

全国知事会は10日の緊急提言で、まん延防止措置について「知事の要請に対して適用が見送られたり、協議の段階で適用に国が難色を示したりするケースが生じている」と指摘。まん延防止措置や緊急事態宣言を、知事の要請に基づいて迅速に適用するよう求めた。