中期的なインフレ見通し、さほど懸念せず=ハスケル英中銀委員

Reuters

発行済 2021年05月13日 08:09

更新済 2021年05月13日 08:19

[ロンドン 12日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)金融政策委員会のハスケル委員は12日、英国の中期的なインフレ見通しについてあまり懸念していないとした上で、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)による生産能力への影響を注視する姿勢を示した。

英中銀は先週、インフレ率が2021年末に現在の0.7%から2.5%を上回る水準に上昇した後、22年には中銀目標の2%に戻るとの見通しを示した。

ハスケル委員は、ダートマス大学タックビジネススクール主催のオンラインパネル討論会で「インフレについてそれほど懸念していない」と述べた。